神野 智香

一度子育てで退職しましたが、現在パート職員として復帰し、副担任をしています。子どもが荘島幼稚園の年中クラスでお世話になっていて、託児保育も利用させていただいています。
正職員の時と違い、パートでは朝は9時半～10時から始業、終業時間は15時頃など時短勤務を利用していて、希望時間を柔軟に聞いてもらっています。荘島幼稚園はいかに働きやすくするかを考慮している園で、実際に働いていて働きやすさを実感しています。
私は荘島幼稚園出身で、園のことはもともと知っていました。求職時に実際に見学させてもらった時の、先生たちのイキイキ感、ハキハキ感を見て改めて園に惹かれました。私はメリハリがないとどうしてもやる気が出ないタイプなので、短い時間で子どもたちといかに関わるか、子どもたちにどんな成長のきっかけを与えるかという園の考えが、とても魅力的でした。

どの職場でも、家に帰った後の家事や子どもの世話の大変さなど、同じような年齢の子どもがいないと共感・理解していただけないことは多々あると思います。でも、そういったことを何も言わなくても周りが汲んでくれるんです。同じような経験をされてきた先生がたくさんいらっしゃるので、無理せず私も働けている部分が大いにあります。保育士の先生方に育児の悩みも相談できて、いろいろな価値観が聞けることも、とても助かっています。
子育てと仕事の両立は大変だと思います。私も実際にできているかというと、できていないと思います。でも知人や友人の職場の話を聞くと、私は恵まれているなとよく思います。子どもが熱を出してもすぐに退社できないとか、自分が休めないから旦那さんに休んでもらって子どもを見てもらっているとか、そういう話を聞くたびに、荘島幼稚園は本当に環境がいいなと思います。

2人目を産んだ後は、仕事に復帰するなんて考えてなかったんです。保育士だからこそ自分の子どもはゆとりを持って育てたいと思っていたので、3歳までは自分で見たいと思っていましたし、切羽詰まった生活じゃなくて、心にもゆとりが欲しくて仕事のことは考えていませんでした。
でも当時、上の子を荘島幼稚園に預けていた時に先生に声をかけていただきました。「下の子はまだ預け先を探すつもりはないんです」と言ったら、「託児を利用してみたら？」と、働きやすい方法を考えていただいたことや、子どもを産んでからの経験や価値観の変化を、園で生かせればという気持ちもあったので、復職しました。
身近に自分の子がいると、ちょっと何かあってもすぐ駆けつけられる安心感がありますし、寂しい思いをさせてしまっている罪悪感もありません。子どもがいても働きやすい環境を整えてくださっているので、不安なく働き続けられています。