スペシャルコンテンツ

保護者×園長クロストーク

まさかの現役保護者様を
お招きしての本音トーク!
ざっくばらんにお話して
いただきました!
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この園を選んだ理由を教えてください

園長:本日はお集まりいただきありがとうございます。
入園を決められたきっかけ、保護者の皆様から見られた幼稚園、職員の印象などをお訪ねできればと思っています。よろしくお願いします。
では、幼稚園を選ばれた理由を…。

情操教育に力をいれていると感じました

黒瀬さん:久留米に馴染みがなくて、いくつかの園で未就園児クラスも経験させていただきました。
うちの子はすごく活発で、荘島幼稚園さんは情操教育のイメージがあったので、感受性など教育をしていただけたらなと思って選んだんです。
私自身もずっとスポーツをやってきたので、「体育ローテーション」(園庭に設置された跳び箱やマットを順繰りに回って体を動かす活動)が印象強かったのと、もともと私が仏教系の幼稚園に通っていたのですごく馴染みやすくて。園外保育とかも、いろんな場所で体験ができるので、そういった面で情操教育にも力を入れていただけるかなと思いました。
園長:荘島幼稚園は仏教園ということで、先生たちは入職されたらお経を覚えるんですけども、子どもたちには誰も教えてないんです。
それでも2歳児さんクラスは先生だけ読んでる感じなんですけど、日々繰り返してお経を聞いている中で、いつのまにか覚えていくという。
昔から「門前の小僧、習わぬ経を読む」と言いますが、本当にそのことわざ通りで、環境があれば子どもは様々なことを吸収していくんですよね。

とにかく園内のテンポがいい

河口さん:私も久留米出身じゃないんですけど、幼稚園を選ぶ時に、5つくらいの幼稚園に体験と説明会に行きました。
日課活動とかカード遊び、乾布摩擦とかをしてたり、そういう姿を見て荘島幼稚園にしたいと思いました。いくつか見にいったけど、ビビッと来ました(笑)いろんなことをスピーディーにされていてテンポがよかったですね。
体育ローテーションで子どもたちが楽しそうにぐるぐる回ってるのもよかった。年長になると自然と覚えられるのかな、どうなんだろう、という疑問もありましたけど、どの園児もできてきてるから、毎日すればできるようになるのかな、という期待を持った感じですかね。
園長:「リズム」と「テンポ」と「くりかえし」は一番重視しているところなんです。
日課活動で、よく見たら先生は教えてるわけではないんですよね。先生と子どもたちが息を合わせてリズムを共有している。その中でまずは小さい年齢のときはリズムで情緒を安定させる。お母さんのお腹の中で聞いてた心臓の鼓動の音くらいのリズムで活動を行うことで、情緒が安定していきます。
先生たちと話していると、やはり日課活動で先生と子どもが会話をしているような気持ちになるそうです。子どもの表情とか頑張っている姿とか、ちょっと今日体調が悪そうだなといった、そういう会話をしているという感覚です。
やはり先生が肩の力を抜いてみんなでリズムを共有していると、先生と子ども達の間に第三者が立ち入れないような一体感が生まれる。集団の子どもたちの力が、結果として1人1人の子どもを育てていくということを、日課活動の目的としています。

取組みが充実してますよね

財満さん:私も日課活動と体育ローテーションがすごいなと思ったのが一番で、絵画教室とか体育教室とかもあるし、そういうのが充実されているのがいいなと思いました。
上の子が、年少の時は別の福岡の幼稚園に通ってて、年中から荘島幼稚園に入ってるんですけど、前の幼稚園とはそういった取り組みが全然違ったので、いろいろ充実してる幼稚園に入れてみたいなと思って、こちらにしました。
園長:絵画教室もいろんな考え方があると思うんですね。「上手な絵を描く」という目的でするのか、「子どもたちが表現をすることを楽しむ」という目的なのか…。私たちは後者を目的として考えています。
先生たちも同じ考え方で、やはり子どもたちの表現、自分を出すということに、小さい年代の子は特に主体として取り組んでいます。そうしているうちに、段々技術的なものも身についてきます。結果として、大きくなるとすごくいい絵を表現してくれるようになるんです。

小学校の準備を意識されてる

桑原さん:私は熊本に住んでいたのですが、真ん中の子が年長さんに上がるタイミングで久留米に来ることになりました。地元は久留米だったんですけど、幼稚園事情を全く知らなかったので友人に聞いたところ、荘島幼稚園は年長さんになると小学校別にクラス編成を組んだりしてくれている、ということが、一番のきっかけになりました。
熊本の幼稚園はキリスト教だったので、180度違う仏教園で子どもは大丈夫かなと思ったんですけど、習うより慣れろという感じで放り込んだら、もう1カ月で変わってお経は読むし、歌は頭声で歌うし、音痴が治って(笑)本当に目に見えて変わったので、入園させてよかったなって。何より子どももすごく楽しそうで。
間がすごく空いて一番下の子の園を決める時に、年数も経ってるので他の幼稚園も見てみようと思ったんですけど、結局やっぱり荘島幼稚園にすごく安心感があったので荘島幼稚園に入園させました。
園長:子どもたちの歌声も、昔はこういう歌い方をしていなかった時期があったんです。通常一般的に幼児の子どもたちって「元気に歌いましょう!」というと、怒鳴っちゃうんですね。
ある時、合唱団の先生とご縁がありまして、「子どもたちの声は本来高い声なので、頭声発声の方が無理ないんですよ」というのを聞いて、そこから音楽活動のやり方を変えていって。いったんは声が細くなっちゃうんですけど、綺麗な声が出ているので、そこにボリュームが付けばもっと良くなるんじゃないかということで、お経のお腹からの腹式呼吸を組み合わせていったら、すごく伸びやかで、なおかつ力強い歌声になりました。

子どもの登園拒否が解消したんです

石田さん:私はもともと働いていたので保育園に預けてたんですけど、子どもが登園拒否で…保育園でお菓子も食べない、給食も食べない、飲み物も飲まない、朝も行くのを嫌がるんですね。毎日嫌だ嫌だって。私も仕事のときには連れて行かないといけないから、嫌がる息子を引きずって連れて行ってたんですよ。もう熱とかも出すようになっちゃって、それで小児科の先生とも話をして、ちょっと違う世界を見せたら?ということになって。いろんな幼稚園の親子教室(荘島幼稚園でいうところのスマイルキッズ)みたいなのにも連れて行ったんですけど、私からくっついて離れないんですね。でも、荘島幼稚園のスマイルキッズに連れて行ったら、やっと初めて離れて。体育ローテーションも参加してくれて。その時に、石橋先生に「一度見学してみますか?」って言ってもらって見学したら、子どもが自分で歩き回るんですよ。家に帰った後もまた行きたい、明日も行きたいって。私その時すごく悩んでたから、感動して。こんなに変わるんだと思って。荘島幼稚園さんには感謝しかありません。
園長:うちの園で一番大事にしてるのが「教える構えを持たない」っていうことなんですよね。
子どもたちに対して「私教える人、あなた習う人」って上から目線で接すると、押し付けがましくなってしまって、子どもたちも拒絶することが多いんです。
子どもたちは、みんなを真似したいという気持ちがありますから、みんなが楽しそうに何かをやっていればそれを一緒にしたいってなるし、早く歩いていく子がいればそれに付いていこうとします。そういう集団の力で子どもたち同士がうまく育ち合う、ということが起きているのではないかと思います。

直感で決めました

原田さん:近い園の方がいいなと思っていて、一番に見に来させていただいたんですけど、その時に先生たちの雰囲気がすごくよくて、ここがいいなって直感で決めました。他は見に行かなくていいかなって。
印象が良かったですね。明るくて、子どもたちの過ごしてる様子もイキイキしてて良かったし、こんな風になって欲しいなと単純に思いました。
Theme 02

先生たちの印象はいかがですか?

園長:ありがとうございます。
みなさんは、先生たちの印象に関してはいかがでしょうか。

凛としてる

財満さん:明るくて落ち着いてるイメージで…近すぎず遠すぎずという感じ。先生たちがすごく若いのにしっかりされてあるし、落ち着いてると思います。仏教の幼稚園だからなのかなって。前の幼稚園とちょっと比べてしまうところがあるんですけど、幼稚園の先生って割ときゃぴきゃぴしてるイメージで、それはそれで好きだったんですけど、荘島幼稚園はすごい落ち着いてる感じ。凛としてるっていうか。
園長:今うちの園で職員のハンドブックを作っていて、目指す姿をみんなで作ったんです。
そのタイトルが「凛として輝く」なんですよ。ということは、ちゃんとその目的「凛として」が達せられているということですね(笑)

子どもにちゃんと向き合ってくれてる

黒瀬さん:今まで担任してもらった先生たちは、子ども目線できちんと向き合ってくれるのが、子どももすごく喜んでていいなと思って。
他の幼稚園の先生って、動かない子はよいしょって無理やり連れて行ったりとかする。さっきの教えるかまえじゃないですけど…無理やり感がある幼稚園もあったので。ここだと、子どもと向き合ってくれて、一緒に付き合ってくれたりしていいなと、体験とか見学に来た時に思いました。
園長:「させなきゃいけない」という目線が入ってしまうと、どうしてもできないところに目がいってしまいます。するとついつい無理させてしまったり、先生がきつくなってしまったりということになりやすいんですけど。みんなそうならないように気をつけていこうということで、「教える構えを持たず」に「凛として輝いて」いきましょうとみんなで頑張っています。

バスの先生が大好き

河口さん:うちの年少の子はバスで通わせていて、子どもは園に行くのを嫌がってたんですけど、バスの先生は大好きだったんですね。中園先生が大好きで、先生がいるから頑張れるみたいな感じで。行きたくないと泣きはするけども、先生にだっこされて園に行く、っていうような状態だったんです。そういうのが数ヶ月続き、担任の先生も大好きになって、嫌がらずに行くようになりました。
私からすると、子どもは担任じゃない先生のことをどのくらいわかってるんだろうって思ってたんですけど、話すといろんな先生の名前を出すし、あの先生もこの先生もみんな好きって言うので、担任の先生だけじゃなくて、外で遊ぶ時もいろんな先生が関わってくれてるのかなと客観的に思いました。そのあたりも安心感はあるし、上の子も下の子も、どの学年の先生も大好きになってくれたのが、私はすごく良かったなと思います。
園長:中園先生は経験も長い先生で、経験からくる子どもたちへの接し方をされています。目線が優しくて、そこに加えて総幼研のキビキビとした活動ができています。

先生から私も元気をもらっています

桑原さん:私も本当に安心感があって、どの先生も子どもの名前を呼んでくれるんです。何かあったら教えてくれたり。子どもも担任の先生じゃなくても、学年が違っても先生の名前を覚えてるっていうのが、私としてはすごい安心です。
バスの先生は、うちは和田先生が多いんですけど、いつも元気で、私が元気がないときには元気もらえてます(笑)
園長:和田先生は幼稚園で働くのは今回初めてで、前は別の職種におられたんです。どうしても小さい子と接する仕事をしたいということで見えられました。今の仕事をすごく喜んであって、本当に楽しさが私たちにも伝わってきます。

本当に子どものことが好きな感じが伝わる

石田さん:やっぱり安心感です。預ける時に、前の保育園と比べちゃうんですけど、「ごめんね」って思いながら送りだすんじゃなくて、「行くー!」って言って行くから、今日も楽しんでくるんだなって思うし、帰ってくるときも、今日は何々をしたー!って帰ってくるから、毎日が楽しいって言うのが伝わるし、先生に安心して預けられる。先生も子どもが本当に好きなんだって言うのが伝わってきます。
園長:先日タイムカプセルの開封をしたんです。年長さんが卒業して10年後に。今は年長さんの分のみですが、以前は全学年で5年に一回でした。
卒園児が集まる時って、中学生から、上は慈恩塾の子までいたので成人式の年の子まで来ていたりします。中学生から高校生って一番難しい年頃じゃないですか。思春期で。だけどみんな素直で、幼稚園の時の思い出で幼稚園の先生になりたいという子も結構いたし、現実に教え子と先生として一緒に仕事している人もいます。

ちゃんと仕事ができる先生たちなんだろうな

原田さん:それぞれ個性があるけど、なんかまとまってるというか、先生たちがちゃんと小さいことまで共有して、同じ対応をしてくれる。チームワークがあるけど、友達みたいな仲良し感ではなくて。ちゃんと仕事をしっかりできる先生たちなんだろうなっていうのが伝わってきます。
園長:先生ごとの対応にばらつきが出ないようにしないといけませんし、例えばちょっとした対応でも勝手な思い込みでやってしまうとトラブルにもなりますから。
慈恩学園の先生として目指す姿の「慈恩スタイル」を、毎日終礼で読みながら確認したり、日常の会話でも情報を共有したり、ある程度一定のレベル以上で対応ができるようには意識しています。
みなさんのお話を聞いたら、先生たちも泣いて喜ぶと思います(笑)
本日はどうもありがとうございました。